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【企業紹介】アッヴィ(ABBV)(2023年7月時点)

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2023年10月26日更新

2023年第2四半期の決算情報を追加しました!

 

こんにちは、配当太郎です。

 

今回の記事は私が現在持っている株についてご紹介させていただきます。

 

今回紹介させていただく会社はバイオ医薬品企業のアッヴィです。

 

 

アッヴィ(ABBV)とは

アッヴィは2013年設立されました。 

こちらの企業はアボット・ラボラトリーズの研究開発型医薬品事業(新薬開発事業)部門を分社化、独立させるために作られた企業となっております。

 日本にも日本法人としてアッヴィ合同会社があります。

 

 

 

業務内容

主に新薬の研究開発・販売を行っており、製品は関節リウマチ、乾癬、クローン病C型肝炎ウィルスHIVエイズウイルス)、パーキンソン病嚢胞性線維症の合併症などの治療に使用されています。

 

セクター

医薬品メーカーでありますのでセクターの位置づけとしては【ヘルスケア】となっており、景気動向に左右されにくいデフェンシブ銘柄となっています。

 

現在の配当利回り

【3.96%】です。

 

 

売上高・営業利益(2015~2022年)

 

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2022年の売上高・営業利益

売上580億ドル(前年同期比561億ドル)

営業キャッシュフローは249億ドル(前年同期比227億ドル)

 

キャッシュフローマージンは43%(前年同期比41%)

でした。

 

2022年は売上高と営業キャッシュフローはともに前年度を超えました。

 

営業キャッシュフローとは

(本業による収入と支出の差額を表しています。つまり、本業を行った結果に、手元の現金がいくら増えたか減ったかがわかるものになります。)

 

キャッシュフローマージンも2022年度もキャッシュフローマージンは41%台の利益率でした、医薬品関連は利益率はやはりかなり良いですね。

 

キャッシュフローマージンとは

キャッシュフローマージンとは、売上高の何%分の営業CFを稼ぐことができたかを測定する指標です。

こちらのキャッシュフローマージンが高い=収益率が高い商品を販売しているということになりますので企業の稼ぐ力を図る事ができます。

同業他社と比較する上で稼ぐ力あるのか?競争優位性はあるのか見る上で参考になる指標になります。

 

 2023年度売上高・営業利益

 2023年第2四半期の売上高・営業利益

売上高138億ドル(前年同期比145億ドル)

営業キャッシュフローは105億ドル(前年同期比99億ドル)

キャッシュフローマージンは40%でした。

 

売上詳細(2017~2022年)

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売上別で見るとHMIRA(関節リウマチに効果がある薬)が圧倒的な売上を占めています。

2023年には欧米でHMIRAの特許切れになります、特許切れが起こるとヒュミラの売上が間違いなく減少すると思います。

HMIRAに変わる薬として期待されているSKYRIZI、RINVOQは

2022年は2021年に比べて

SKYRIZI:29億ドル(2021年)→51億ドル(2022年)75%増加

RINVOQ:16億ドル(2021年)→25億ドル(2022年)56%増加

と堅調に推移しています。

売上詳細(2023年)

配当の継続性(2015~2022年)

 

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配当の継続性はフリーキャッシュフローベースで計算しました。

 

フリーキャッシュフローとは

会社が事業活動で稼いだお金のうち、自由(フリー)に使える現金(キャッシュ)がどれだけあるかを示すものです。つまり誤魔化しが効かない部分のお金になります。

 

配当金の支払いの原資もフリーキャッシュフローから出ていますのでフリーキャッシュフローで配当性向の計算をすれば配当を出し続けることができるか、増配の余地はあるのかがわかります。

 

ABBVの配当性向は2022年度41%でした。

今後も無理なく配当が維持できると考えられ、増配余地もありそうです。

 

配当の継続性(2023年)

配当性向はフリーキャッシュフローベースは76%(現時点)でした。

配当支払い能力は問題はないと思います。

 

過去の配当実績

アッヴィ(ABBV)の連続増配11年です。

アッヴィは2023年1月に増配の発表をしました。

1.41ドルから1.48ドルへの増配になります。

これにより連続増配は11年になりました。

最後に

HIMIRAはジェネリック医薬品化したこともあり、売上が減少傾向ですが、Skyrizi が50%増加、Rinvoqは55%上昇 と順調に売り上げが伸びてきています。

今後のABBVは会社自体がHIMIRAの次の柱として期待している、SKYRIZIやRINVOQ伸びや、新薬開発にかかっていると思います。

新薬開発では2023年5月にGenmabと共同開発した抗がん剤「epcoritamab(EPKINLYとして販売予定)」が治療薬としてFDAより承認されました。

アッヴィには厳しい年になりそうですが、今後も頑張ってもらいたいところです。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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