2024年2月2日更新
2023年第3四半期決算情報を追加しました!
こんにちは、配当太郎です。
今回の記事は私が現在持っている株についてご紹介させていただきます。
今回紹介させていただく会社は、世界的化学・電気素材メーカーである。スリーエム・カンパニーです。
スリーエム・カンパニーとは
スリーエム・カンパニーは、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール郊外のメープルウッドに本拠地を置く、世界有数の化学企業です。
業務内容
スリーエム・カンパニーは「総合安全産業事業」「総合運輸・電子事業」「トータルヘルスケア事業」「総合コンシューマー事業」の4つの事業部門
を持ち、5万5000種にのぼる業務用製品、個人用製品を販売、開発を行っています。
有名な商品としてはポストイット(粘着付箋)などが挙げられます
セクター
スリーエム・カンパニーのセクター位置づけとしては【資本財】セクターとなっております。
資本財セクターは景気動向に左右されやすいためスリーエム・カンパニーは景気敏感株
となります。
現在の配当利回り
【6.22%】です。
売上高・営業利益(2015~2022年)
2022年の売上高・営業利益
売上342億ドル(前年同期比353億ドル)
営業キャッシュフローは55億ドル(前年同期比74億ドル)
売上と営業キャッシュフローともに前年度を超えることができませんでした。
キャッシュフローマージンは16%(前年同期比21%)
でした。
営業キャッシュフローとは
(本業による収入と支出の差額を表しています。つまり、本業を行った結果に、手元の現金がいくら増えたか減ったかがわかるものになります。)
スリーエムは冴えない決算を続けており株価はかなり下落しています。
下落傾向の株を買うのは勇気がいりますが、売上が安定した企業ではありますので今がもしかしたら購入の大チャンスかもしれませんね。
キャッシュフローマージンとは
キャッシュフローマージンとは、売上高の何%分の営業CFを稼ぐことができたかを測定する指標です。
こちらのキャッシュフローマージンが高い=収益率が高い商品を販売しているということになりますので企業の稼ぐ力を図る事ができます。
同業他社と比較する上で稼ぐ力あるのか?競争優位性はあるのか見る上で参考になる指標になります。
2023年度売上高・営業利益
2023年第3四半期の売上高・営業利益
売上高83億ドル(前年同期比86億ドル)
営業キャッシュフローは46億ドル(前年同期比36億ドル)
キャッシュフローマージンは19%でした。
売上詳細(2015~2022年)
多角経営企業だけあって、突出して稼いでいる部門は特になく、バランスよく売上を上げている企業です。
売上詳細(2023年)
2023年第3四半期の売上
・総合安全産業事業
82億ドル(前年同期比88億ドル)
・総合運輸・電子事業
64億ドル(前年同期比68億ドル)
・トータルヘルスケア事業
61億ドル(前年同期比63億ドル)
・総合コンシューマー事業
38億ドル(前年同期比40億ドル)
でした。
配当の継続性(2015~2022年)
配当の継続性はフリーキャッシュフローベースで計算しました。
フリーキャッシュフローとは
会社が事業活動で稼いだお金のうち、自由(フリー)に使える現金(キャッシュ)がどれだけあるかを示すものです。つまり誤魔化しが効かない部分のお金になります。
配当金の支払いの原資もフリーキャッシュフローから出ていますのでフリーキャッシュフローで配当性向の計算をすれば配当を出し続けることができるか、増配の余地はあるのかがわかります。
スリーエム・カンパニーの2022年の配当性向は88%でした。
配当の継続性(2023年)
2023年第3四半期時点の配当性向はフリーキャッシュフローベースで72%でした。
過去の配当実績
スリーエム・カンパニーの連続増配64年です。
配当王銘柄の一つとなっております。
スリーエムカンパニーは2023年3月に増配の発表をしました。
1.49ドルから1.50ドルへの増配になります。
これにより連続増配は64年になりました。
最後に
スリーエムは売上高がしばらくヨコヨコ状態が続いております。
更に今後成長が期待できそうなヘルスケア事業をスピンオフ予定などもあり今後の将来に暗雲が漂っています。
多数の訴訟問題を抱えている会社ですが、3M自体は非常に安定していますので、減配しない限りは注意しながら持ち続けていたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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