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【企業紹介】エンブリッジ(ENB)(2023年12月時点)

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2023年12月11日更新

2023年第3四半期決算情報を更新しました!

 

こんにちは、配当太郎です。

 

今回の記事は私が現在持っている株についてご紹介させていただきます。

 

今回紹介させていただく会社はエンブリッジ(ENB)です。

 エンブリッジとは

 カナダ、アルバータ州カルガリーに本社を置く多国籍パイプライン企業です。主に北米で原油天然ガスの輸送を行っています。

エンブリッジの広大なパイプラインシステムは北米で最も長く、カナダと米国には5,000キロメートル以上のパイプラインを持ち、米国で消費される天然ガスの20%を輸送しています。

また、カナダ最大の天然ガス流通ネットワーク所有および運営しており、オンタリオ州ケベック州で流通サービスを提供しています。

 

 業務内容

液体パイプライン

パイプラインを利用した原油、その他の液体炭化水素天然ガスを米国およびカナダへ輸送

再生エネルギーの生成 

再生可能エネルギー発電は、主に風力および太陽光資産、地熱、廃熱回収、および送電資産への投資

 エネルギーサービス

北米の精製業者、生産者、およびその他の顧客に物理的な商品マーケティングとロジスティックサービスの提供。

長期および短期契約のパイプライン、貯蔵タンク、鉄道車両、およびトラックの容量契約の組み合わせを使用して、エンブリッジが所有する資産とサードパーティの資産の両方を輸送および保管事業

などがあります。

 

 セクター

エンブリッジのセクター位置づけとしては【エネルギー】となっており、景気動向に左右されやすい景気敏感銘柄となっております。

セクターとしてはエネルギーに分類されていますが、パイプラインを利用したガス供給事業も行っていることから、公共事業セクターの要素も含んでいます。

 

現在の配当利回り 

【7.7%】です。

 

売上高・営業利益(2015~2022年)

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2022年の売上高・営業利益

売上533億カナダドル(前年同期比470億カナダドル

営業キャッシュフローは112億カナダドル(前年同期比92億カナダドル

 

キャッシュフローマージンは21%(前年同期比20%)

でした。

 

営業キャッシュフローとは

(本業による収入と支出の差額を表しています。つまり、本業を行った結果に、手元の現金がいくら増えたか減ったかがわかるものになります。)

 

 キャッシュフローマージンとは

キャッシュフローマージンとは、売上高の何%分の営業CFを稼ぐことができたかを測定する指標です。

こちらのキャッシュフローマージンが高い=収益率が高い商品を販売しているということになりますので企業の稼ぐ力を図る事ができます。

同業他社と比較する上で稼ぐ力あるのか?競争優位性はあるのか見る上で参考になる指標になります。

 

2023年度売上高・営業利益

2023年第3四半期の売上高・営業利益

売上高98億カナダドル(前年同期比115億カナダドル

営業キャッシュフローは103億カナダドル(前年同期比76億カナダドル

キャッシュフローマージンは32%でした。

 

売上詳細(2015~2022年)

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エンブリッジはエネルギーサービス(エネルギー販売・輸送・保管)が事業のメインとなっています。

 

 売上詳細(2023年)

2023第3四半期の売上

・液体パイプライン

 30億カナダドル(前年同期比28億ドル)

・ガス輸送と中流

 14億カナダドル(前年同期比13億ドル)

・ガスの分配と貯蔵

 7.5億カナダドル(前年同期比9億ドル)

再生可能エネルギー

 4千万カナダドル(前年同期比1.2億ドル)

・エネルギーサービス

 46億カナダドル(前年同期比64億ドル)

 

  配当の継続性(2015~2022年)

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配当の継続性については今までの会社はフリーキャッシュフローベースで計算しましたが、こちらの会社に関しては営業キャッシュフローを元に計算しています。

エンブリッジにおいてはガスパイプラインなどを所有してることもあり大規模な設備投資・維持費などが必要になります。

それに伴って減価償却費も大きくなり、その分利益が押し下げられてしまいます。

 

 減価償却費とは

長期にわたって使用する固定資産を時間の経過に合わせて費用として計上していきます。

簡単に言うと支出を伴わない経費です。

 

なので減価償却費が長期にわたって続くことになるためフリーキャッシュフローがマイナスになりやすくなっています。

 

一方、営業キャッシュフローは、税金等調整前当期純利益減価償却費を加算して求められているのでエンブリッジに関しては営業キャッシュフローで計算を行っています。

 

営業キャッシュフローベースで計算した2022年の配当性向は62%でした。

配当性向自体はかなり高めですが、売上成長をしていることと参入障壁の高い寡占産業の会社ということを考えると個人的にはまだ問題ないと思います。

 

配当の継続性(2023年)

第3四半期の配当性向は営業キャッシュフローベースは52%でした。

 

過去の配当実績

エンブリッジ(ENB)は2024年3月配当から0.88カナダドルから0.91カナダドルへ増配を決定しました、これにより連続増配29年となります。

下の配当金表は米ドルで換算していますので米ドル、カナダドルの為替動向で変動した値になっています。

最後に

このようなパイプラインを利用した事業は、設備投資が膨大のため、新たな企業が参入しにくい構造にあります。更に再生可能エネルギー事業も行っています。

安定した事業モデルと言えますので長期で持っていきたい思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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