2023年10月24日更新
2023年第2四半期決算情報を追加しました!
こんにちは、配当太郎です。
今回の記事は私が現在持っている株についてご紹介させていただきます。
今回紹介させていただく会社はレストラン企業のマクドナルドです。
マクドナルドとは
マクドナルドは、アメリカ合衆国に本社を置くファストフードチェーン店です。
日本では「マック」や「マクド」などの愛称で呼ばれている日本人なら一度は利用したことがあるファストフード店ではないでしょうか?
業務内容
ハンバーガーを主力商品として販売しており。
マクドナルドのレストランを運営およびフランチャイズ展開も行っているグローバル企業です。
セクター
マクドナルドはレストラン企業です。セクターの位置づけとしては【一般消費財】セクターになっております。
一般消費財セクターは景気に左右されやすいセクターとなっております。
現在の配当利回り
【2.6%】です
売上高・営業利益(2015~2022年)
2022年の売上高・営業利益
売上231億ドル(前年同期比232億ドル)
営業キャッシュフローは73億ドル(前年同期比91億ドル)
キャッシュフローマージンは32%(前年同期比39%)
でした。
ロシアにおける事業の売却に関連する費用などもあり前年を超えることはできませんでした。
営業キャッシュフローとは
(本業による収入と支出の差額を表しています。つまり、本業を行った結果に、手元の現金がいくら増えたか減ったかがわかるものになります。)
キャッシュフローマージンは2015~2017年は20%台でしたが、2018年から30%台で推移しています。2020年のコロナ禍ですら、売上高は減少していたもののキャッシュフローマージンは33%でしたので2017年以前より収益性の高いビジネスモデルでなっていることが伺えます。
マクドナルドはフランチャイズ展開も行っていますが、フランチャイズ展開に伴う特許料金や供給品や販売売上の何%かの徴収によるロイヤリティ収益のほかに、フランチャイズ店が入っている不動産の賃貸料も徴収していることが収益率増加の理由の一つではないかと思われます。
キャッシュフローマージンとは
キャッシュフローマージンとは、売上高の何%分の営業CFを稼ぐことができたかを測定する指標です。
こちらのキャッシュフローマージンが高い=収益率が高い商品を販売しているということになりますので企業の稼ぐ力を図る事ができます。
同業他社と比較する上で稼ぐ力あるのか?競争優位性はあるのか見る上で参考になる指標になります。
2023年度売上高・営業利益
2023年第2四半期の売上高・営業利益
売上高64億ドル(前年同期比57億ドル)
営業キャッシュフローは41億ドル(22億ドル)
キャッシュフローマージンは33%でした。
売上詳細(2015~2022年)
売上高は2017年まで直営店の売上が半分以上でしたが2018年からはフランチャイズ店の売上が逆転しました。
売上高・営業利益(2015~2022年)を見ていただくと直営店とフランチャイズ店の売上高が逆転した2018年から営業キャッシュフローマージンが右肩上がりで上昇していっています。
それだけに、フランチャイズ展開はマクドナルドにとって利益率がいいビジネスモデルであることがわかります。
売上詳細(2023年)
2023年第2四半期の売上
・直営店の売上
24億ドル(前年同期比21億ドル)
・フランチャイズレストランからの収益
39億ドル(前年同期比35億ドル)
・その他
7.7千万ドル(前年同期比7.8千万ドル)
でした。
配当の継続性(2015~2022年)
配当の継続性はフリーキャッシュフローベースで計算しました。
フリーキャッシュフローとは
会社が事業活動で稼いだお金のうち、自由(フリー)に使える現金(キャッシュ)がどれだけあるかを示すものです。つまり誤魔化しが効かない部分のお金になります。
配当金の支払いの原資もフリーキャッシュフローから出ていますのでフリーキャッシュフローで配当性向の計算をすれば配当を出し続けることができるか、増配の余地はあるのかがわかります。
マクドナルドの配当性向は2022年度は76%でした。
前年に比べると配当性向は高めになっていますが、全世界の既存売上高は 10.9% 増加、
米国は5.9%増加と好調でしたので配当の支払いは全く問題ないと考えられます。
配当の継続性(2023年)
2023年第2四半期現在の配当性向はフリーキャッシュフローベースで72%でした。
過去の配当実績
2022年12月の配当から1.52から1.67増配されました。
これによりマクドナルドの連続増配は48年です。
最後に
マクドナルドという強力なブランド力と安定したキャッシュフローで見て改めて長期保有するにはよい株だと思いました。
私見ですが、今後の業績の伸びはフランチャイズ展開の伸びにかかっているかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
良ければ応援クリックをよろしくお願いいたします!