2023年11月8日更新
2023年第3四半期決算情報を追加しました!
こんにちは、配当太郎です。
今回の記事は私が現在持っている株についてご紹介させていただきます。
今回紹介させていただく会社はアルトリアグループ
です。
アルトリアグループとは
バージニア州ヘンライコ郡に本部を置く世界最大のタバコ製品の製造・販売メーカーです。
そしてワイン事業なども手掛けています
アルトリアグループは2021年にワイン事業を売却しました。
業務内容
紙巻タバコ・噛みタバコはフィリップモリスインターナショナルを経由して製造、販売などを行っているメーカーです。
セクター
アルトリアグループのセクター位置づけとしては【生活防衛消費】となっており、景気動向に左右されにくいデフェンシブ銘柄となっております。
現在の配当利回り
【9.63%】です。
売上高・営業利益(2015~2022年)
2022年の売上高・営業利益
売上250億ドル(前年同期比260億ドル)
営業キャッシュフローは82億ドル(前年同期比84億ドル)
キャッシュフローマージンは33%(前年同期比33%)
でした。
2022年は売上高は減少
営業キャッシュフローもやや減少しました。
営業キャッシュフローとは
(本業による収入と支出の差額を表しています。つまり、本業を行った結果に、手元の現金がいくら増えたか減ったかがわかるものになります。)
キャッシュフローマージンとは
キャッシュフローマージンとは、売上高の何%分の営業CFを稼ぐことができたかを測定する指標です。
こちらのキャッシュフローマージンが高い=収益率が高い商品を販売しているということになりますので企業の稼ぐ力を図る事ができます。
同業他社と比較する上で稼ぐ力あるのか?競争優位性はあるのか見る上で参考になる指標になります。
2023年度売上高・営業利益
2023年第3四半期の売上高・営業利益
アルトリアグループの売上高は62億ドル(前年同期比65億ドル)
営業キャッシュフローは60億ドル(前年同期比56億ドル)
キャッシュフローマージンは33%でした。
売上詳細(2015~2022年)
売上別で見ると喫煙可能製品(紙巻タバコ)の売上が収入の柱となっております。
売上詳細(2023年)
2023年第1四半期の売上
・喫煙可能な製品
55億ドル(前年同期比58億ドル)
・噛みタバコ製品
6.8億ドル(前年同期比6.7億ドル)
・他のすべて
2.4千万ドル(前年同期比-2百万ドル)
となっております。
配当の継続性(2015~2022年)
配当の継続性はフリーキャッシュフローベースで計算しました。
フリーキャッシュフローとは
会社が事業活動で稼いだお金のうち、自由(フリー)に使える現金(キャッシュ)がどれだけあるかを示すものです。つまり誤魔化しが効かない部分のお金になります。
配当金の支払いの原資もフリーキャッシュフローから出ていますのでフリーキャッシュフローで配当性向の計算をすれば配当を出し続けることができるか、増配の余地はあるのかがわかります。
アルトリアグループは利益の80%を配当性向目標として還元するとしています。
配当性向は2022年度で82%でした。
配当の継続性(2023年)
配当性向はフリーキャッシュフローベースで第3四半期時点で85%でした。
過去の配当実績
アルトリアグループの連続増配は54年です。
配当貴族銘柄の一つとなっております。
毎年増配しておりますので今年も増配を期待したいと思います。
アルトリアグループは2023年8月に増配の発表をしました。
0.94ドル→0.98ドルへの増配になります。
これにより連続増配は54年になりました。
最後に
第3四半期の売上は 4.1% 減少して 63 億ドルとなりました。
喫煙可能製品(紙巻タバコ)の売上が減少によるものです。
値上げなど続けていますが、それ以上にタバコの出荷台数が減少傾向なこともあり、今後も厳しい展開が続きそうです。
昨年JTとアルトリアグループは合弁会社を設立しており、加熱式タバコの「プルーム」を2025年度上半期をめどにJTのブランド「プルーム」で販売前申請を米食品医薬品局(FDA)に提出するとしており、加熱式タバコの販売が上手くいけば流れは変わってくるかもしれませんね。
また、アルトリア・グループは6月に電子たばこ新興企業NJOYの買収が完了しました。
2018年にJULLに出資で大損失を被ってしまったアルトリア・グループですが今回の買収
は上手くいくといいですね・・
斜陽企業であるタバコ産業ですか出荷本数が減っても値上げにより売上が維持しやすいのが強みです。
企業成長は期待しにくいですが、連続増配はし続けているので長く持ちたい企業です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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