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【企業紹介】TFSLファイナンシャル(2024年1月時点)

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2024年1月22日更新

2023年第4四半期決算情報を更新しました!

2023年年次決算情報を更新しました!

 

こんにちは、配当太郎です。

 

今回の記事は私が現在持っている株についてご紹介させていただきます。

 

今回紹介させていただく会社はTFSLファイナンシャルです。

TFSLファイナンシャルとは

TFSファイナンシャルは連邦公認の相互持ち株会社であるMHCのクリーブランド第3連邦貯蓄ローン協会の持株会社です。米国のオハイオ州およびフロリダ州全域で事業を展開しています。

 

業務内容

住宅ローンの貸付、預金の回収、およびその他の金融サービスを含む、個人消費者向け銀行業務を行っています。

 

セクター

TFSLファイナンシャルのセクター位置づけとしては【金融】となっております。

金融セクターは金利の影響を非常に受けやすく、景気動向に左右されやすいセクターになっています。

 

現在の配当利回り

【8.24%】です。

 

はじめに

銀行には通常の企業と違い売上高の概念がありません。

なぜならば通常の会社と違いモノを売ってお金を稼いでいるわけではないからです。

では銀行はどのようにしてお金を稼いでいるかというと単純に言うとお金を元手に他の人にそのお金を貸して(融資・投資)利子を稼いでいます。

お金を使ってお金を生む。それが銀行の商売になります。

それを踏まえてみていただければと思います。

 

純利息収入(2015~2023年)

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2023年の純利息収入・営業利益

純利息収入2.8億ドル(前年同期比2.6億ドル)

営業キャッシュフローは9千万ドル(前年同期比3.8千万ドル)

 

純利息収入とは

純利息収入は、銀行が保有する資産から得る利子の額から、銀行が現在の負債に対して行う利子の支払いを差し引いたものです。

 

営業キャッシュフローは本業を行った結果手元の現金がいくら増えたか、減ったかを示すものになります。しかし、銀行の営業キャッシュ・フローは、金利収入の稼得による現金の増減だけを表しているだけでなく、その金利収入の基となる預金・貸出金の増減まで混在していることもあり営業キャッシュフローだけみても「本業での現金収入」が増えているのか減っているのかわかりにくいです。

 

ここでの本業とはお金の貸出や有価証券等に投資を行い、その貸出金・有価証券利息収入を得ることと定義します。

 

純利息収入(2023年四半期)

2023年第4四半期純利息収入

純利息収入7千万ドル(前年同期比6.8千万ドル)

営業キャッシュフローは9千万ドル(前年同期比3.8千万ドル)

でした。

 

 

純利息収入・純金利マージン(2015年~2023年)

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銀行のお金の稼ぎ方というのはお金を元手に他人にそのお金を融資なり投資なりすることによりそこから金利収入を得ることになります。

銀行も元手となるお金借りてくることになります。ではどこから調達するかというと多くは皆さんが銀行に預けているお金になります。

なので皆さんからすると預金は銀行に貸しているという形になり、銀行から見ると預金を借りているという形になりますから銀行は借りる代わりに預金している人に利息を支払っています。

 

そのようにして集めたお金を銀行は他の人に貸付ます。そして貸付をする際には銀行が皆さんに支払っている利息以上に他人に利息を付けて貸し出します。

その利息の差額が銀行の儲け(金利収入)となります。

そして、この利息の差額を純金利マージンといいます。

金利マージンの出し方は

 

金利収入=貸付け・運用金利-調達金利

 

金利マージン=純金利収入÷運用資産合計

となります。


図を見ると2018年を境に年々純金利マージンと金利収入は減少傾向です。

特に2020年は新型コロナウィルスの影響で米国では政策金利の緊急利下げを実施しており、2020年時点での金利は0~0.25%です。

2020年はその影響もあり純金利収入は減少しています。

2022年は逆に政策金利が急上昇したこともあり純金利マージンは上昇しました。

2023年純金利マージンは1.80%(前年同期比1.88%)

 

 

 

純利息収入・純金利マージン(2023年四半期毎)

2023年第4四半期時点純利息マージン

2023年第4四半期の純利息マージンは0.45%(前年同期比0.53%)

第4四半期時点で2023年の年間純利息マージンの見通しは1.80%です。

 

配当の継続性(2015~2023年)

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配当の継続性についてはいつもはフリーキャッシュフローベースで計算していましたが、営業キャッシュフローからのフリーキャッシュフロー計算が難しいのでここではオーソドックスな純利益での配当性向の計算をしています。

 

純利益ベースで計算すると2023年は配当性向は77%でした。

純利息収入で見ると2023年の配当性向は21%です。

 

配当の継続性(2023年四半期毎)

配当性向は純利益ベースで第4四半期時点で77%

金利息収入ベースで見る配当性向21%です。

 

過去の配当実績

TFSLファイナンシャルの連続増配は0年です。

TFSファイナンシャルは2023年度中の増配はありませんでした。

これによりTFSファイナンシャルの増配記録はストップしました。

最後に

私の持っている株の中でも一番リスクが高い株です。

配当利回りも8%台とかなりの高配当になっていますが、その分リスクも大きいです。

ただ、TFSLは銀行セクターの中でも業務内容が預金の回収と住宅ローンの貸付とわかりやすい業務ですので、注意しながら見ていきたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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